土 肥 幸 弘 顧 問 句 碑 (高知県 香南)
鯨の中の畳の部屋の灯が点る 土肥 幸弘 《もっと見る =玄鳥2017/6/7》
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海底を徒(かち)ゆく跣足(はだし) 震洋(しんよう)忌 土肥 幸弘 《もっと見る=平和のまほろば 1へ》
夢百夜この頃いつも鱝(えい)となる 土肥 幸弘 《もっと見る =玄鳥2017/6/7》
御降りや眠れる森の芽を起す 岡部 榮一 《もっと見る =玄鳥2018/5》
海に出て木枯帰るところなし 山口 誓子 《もっと見る =現代俳句データベース》
一弾も撃たずに果てし兵の夏 新保 吉章 《もっと見る =玄鳥 歳時記》
彎曲(わんきょく)し火傷し爆心地のマラソン 金子 兜太 《もっと見る》
囀りや柩の夫は耳遠し 小島こつる 《もっと見る =玄鳥さやま句さ》
短日の光集めし万歩計 こつる
母の手の微かな温み月見草 林 芳 子 《もっと見る =玄鳥2017/6/7》
娘より結城袖(ゆうきつむぎ) のちゃんちゃんこ 尾嶋八栄子
命ひとつ好きに燃やして秋の蝉 下山桃子 「きごさい」 2018年
除染されブチ切れてますサツマイモ 金井良祐 「きごさい」 2018年
セシウムの有無なく産まれ猪走る 金井良祐 「きごさい」 2018年
ピカドンの狂焔の中 調査行
(追悼 故 山根巳代治氏他) 石田 宇則 (故山根巳代治さんに聞く)
地団駄で測量 長崎爆心地 〃 (故山根巳代治さんに聞く)
流れ星 軋む稲木へ ウナ電報
楠へ一陣の風 霜柱
(2018 近畿連合新春交礼句会より )
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人生に一人雑煮のあるを知る 紙谷しづ子
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※2 、※3 参考資料
種田山頭火 の 無季自由律俳句
咳をしても独り
ただ風ばかり吹く日の雑念
いつしかついて来た犬と浜辺に居る
墓のうらに廻る
分け入っても青い山
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空即是色 色即是空
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其中一人いつも一人の草萌ゆる
〔種田山頭火・孤寒〕
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前ヘススメ前ヘススミテ還ラザル 池田 澄子
日清戦争 / 平壌陥落時の抜刀隊 ↑
命列島 晩夏の辺野古サンゴ礁へいざ行かん
梅雨空に「九条守れ」の女性デモ
青葉光る 我等の轍 刻みゆく 5.18/2018
佐藤一子(東京大学名誉教授・社会教育学)
ベクレル凍て
父の しゃっくり泣き止まず
ピカッ,ドンの
被曝もろ共 秋うらら
秋日和 被曝の腸へ
ノーベル賞 ii
平和賞 腸も秋晴 Oh ICAN ii
祝
核兵器禁止条約 の原動力 =「I CAN」に
2017年度ノーベル平和賞
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梅雨空に「九条守れ」の女性デモ
青葉光る 我等の轍 刻みゆく
5.18/2018佐藤一子(東京大学名誉教授・社会教育学)
1審さいたま地裁につづき、東京高裁でも勝訴!!
さいたま市大宮区の女性作(74・原告)
白鷺の還暦
1960~2020(姫路・神戸・丹波)
《故渡辺秀樹君を悼む》
60年安保の大河 五月雨れる
白鷺の十字架 安保なお重く
家族葬 紫陽花の路 友逝けり
せせらぎの中村川や 雪解水
(Afghan)
白百合や 邂逅の友いく久し
赤白の玉ねぎ供う 菖蒲添え
「先に行く」 インパール兵の烏葬※
※ 穴掘りも焼き場もいらぬ烏・蟻葬abut3分で白骨に)
眼帯にアベノマスクや月おぼろ
補聴器にマスクの傘寿 走り梅雨
先生には勝ちます スイカの種飛ばし
迎え盆 水をください そこかしこ
水ください 蝿追えぬ婆 原爆忌
コンビニへ核燃料隊 青色燈
黒い雨 控訴じゃ死ねぬ 餓鬼の盆
アベノマスク 暴れし川へ雷台風
かぐや姫 パンデミックの竹の春
パンデミック 浄土清いか see you soon
白鷺の 寮歌高らか また来世
白陵寮歌
1、ああ白陵の春の宵
惜春の譜の流れ来て
寮の灯びおののけば
さびれを慕う男の子等が
若き血潮のをどるかな
2、潔きをさとす白鷺城
月光斜に照り添ひて
高き希望にもゆるとき
情熱の兒は乱舞する
享楽のこころゆくまゝに
3、血に鳴く杜鵑一過して
残んの月のかげ淋し
懐郷の歌口ずさむ
集ひし男の子の胸の中
三年の契りいや深し
4、夕さりくれば六寮の
窓はに近くしのびよる
神秘の闇の深くして
永劫とけぬ春愁は
涙のゆめをさそふなり
石田 宇則 (Ienori Ishida )
勲鏃痕 《短歌》